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対談

2024.10.21

《対談》パッケージデザインの魅力

スタッフインタビュー(3)「広報」編

enroundのスタッフが一つのテーマを元に対談を行う企画。
日々のデザイン制作から得られた気付きを通して、それぞれのデザイン観や思いを語り合います。
第三弾となる今回は、宮城県黒川郡出身で、現在enroundの経理・事務・SNSを担当されている「瀬戸晶子」さんに岡部こぐりがインタビューします!

様々な感情を与えてくれる、身近なエンターテイメント

岡部: 瀬戸さんは、のべ9年にわたりお茶販売員としても働かれていましたが、パッケージに対して特別な思いをお持ちだとか。どんなところに魅力を感じていらっしゃるのでしょうか?

瀬戸: はい、パッケージって、ただの包装じゃないんですよね。
私にとっては、日常の中にあるちょっとしたエンターテイメントのような存在なんです。
まず、パッケージを手にした時に「これ、中には何が入ってるんだろう?」って自然と想像が膨らむんですよ。
お茶の仕事をしていた時も、商品の見た目だけでなく、パッケージが持つストーリー性やデザインが大事だと感じていました。
どんな素材を使っているんだろう、どういう人がデザインしたのかな、どんな気持ちで作られたものなんだろうって、考えながら手に取るのが楽しいんです。

岡部: それは面白いですね。
パッケージの外観だけで、既に色々な物語が始まるわけですね。
例えば、お茶のパッケージだと、どんなふうに楽しんでいたんでしょうか?

瀬戸: お茶のパッケージも、開けるまでの楽しみがたくさん詰まっています。
お茶の種類によってデザインが違ったり、紙の質感や色合い、ロゴの配置一つ一つに意味が込められているんですよ。
開ける前に、そのパッケージを眺めていると「このお茶はどんな香りがするのかな?」とか、「誰かに贈ったらどんな反応が返ってくるだろう?」とか、色んなことを想像します。
その過程が、単なる物を手に取る以上の楽しさを生み出してくれるんです。

岡部: 確かに、そういう視点で見ると、パッケージがより深いものに感じられますね。
では、開ける瞬間にはどんな感情が湧いてくるのでしょう?

瀬戸: 開ける瞬間のドキドキ感は、特別ですよね。
封を切ったり、箱を開けたりするその動作一つ一つが、次の瞬間に何が待っているか分からない期待感を高めてくれるんです。
「これ、どうやって開けたらいいのかな?」って考える時間も含めて、体験として楽しんでいます。
そして、中から実際の物が出てきた時の驚きや喜び、その瞬間の「やった!」っていう感覚がすごく気持ちいいんですよね。

岡部: プレゼントや新しい商品を開ける時なんかは、特にその喜びが大きく感じられるでしょうね。

瀬戸: そうです、特にプレゼントはその代表格ですよね。
自分のために誰かが選んでくれた物を受け取る時、包装紙を破る瞬間が一番ワクワクします。
何が入っているのか知る前の期待感と、実際に中身が現れた瞬間の喜びのギャップが、本当に楽しいんです。
これって、子供の頃から変わらない感覚なんですよね。
大人になっても、そういう体験を楽しめるのが嬉しいです。

岡部: パッケージ一つで、日常が少し特別になる瞬間があるということですね。
普段からそういった小さな喜びを大切にしている瀬戸さんのライフスタイルが見えてきました。

瀬戸: そうなんです。普段の生活の中で、パッケージのようなちょっとしたものからでも楽しさや喜びを見つけられるのは、すごく貴重なことだと思います。
私の趣味であるひとり散歩でも、街中の看板や店舗のディスプレイを観察して、小さな面白さを発見するのが好きなんです。
そういう細やかな楽しみが、私にとっては癒しなんですよ。

岡部: 瀬戸さんの、日常の中での小さな発見を楽しむ姿勢がとても印象的です。
今日はありがとうございました。

瀬戸: こちらこそ、ありがとうございました。

さいごに

いつも朗らかでスタッフを細やかにサポートしてくださる、瀬戸さん。
日常の中で「細やかな楽しみ」を感じ取る感性が、日々の幸せにつながってゆくのかも知れません。
そんな彼女の目線で綴られるenroundのSNSもぜひチェックしてみてくださいね。

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