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対談

2024.11.11

《対談》パッケージデザインの魅力

スタッフインタビュー(5)「経営者」編

enroundのスタッフが一つのテーマを元に対談を行う企画。
日々のデザイン制作から得られた気付きを通して、それぞれのデザイン観や思いを語り合います。
第五弾となる今回は、山形県酒田市出身で、現在enroundのアートディレクター・副社長されている「小泉奈子」さんに岡部こぐりがインタビューします!

パッケージがつなぐつくり手と使い手
――1秒で伝えるデザインの魅力

岡部:「今日は、パッケージデザインの役割や魅力について、enroundのアートディレクターで副社長の小泉さんにお話を伺います。
パッケージがどのように商品の魅力を伝え、つくり手とユーザーをつなぐのか、いろいろ教えてください!」

小泉:「はい、楽しみにしています!」

岡部:「小泉さんにとって、パッケージデザインの一番大切な役目は何ですか?」

小泉:「パッケージは、たくさんある商品の中で目を引き、一瞬で心をつかむものだと思います。
色や言葉、デザインの佇まい、触り心地など、あらゆる要素を使って1秒でつくり手の想いを伝え、消費者の心にスッと入り込むんです。
それって、まるでドラマチックな出会いを形にしているようで、とても魅力的な仕事なんですよ。」

岡部:「つくり手の想いを伝えるだけでなく、パッケージには使い手との架け橋としての役割もあるんですね。」

小泉:「はい、パッケージがあることで商品の魅力が伝わり、誰かの生活に新しく迎え入れてもらえる。
『パッケージに惹かれて買った』というお客様の声や、『パッケージを変えたら販路が広がった』というクライアントさんの喜びの声を聞くと、
私たちが小さな幸せを届けるお手伝いをしているんだと実感します。」

岡部:「enroundでは、一つの商品から広がる世界観も大切にしていると聞きましたが、どのようにデザインに生かしていますか?」

小泉:「最初は1商品でも、それが『群』になって世界観が大きく広がるようにしています。
たとえば、ひがしやまの『わんぴーす』という商品は、異国のおしゃれなマルシェやカフェのイメージを取り入れてデザインしました。
『わんぴーす』を通じて、わんちゃんと一緒に心地よい日々を過ごしてほしいという思いを込めています。」

岡部:「その世界観を通じて、日常の中に新しい楽しさが生まれるのも素敵ですね。」

小泉:「そうだね、パッケージが単なる容器ではなく、日常の中にワクワクする異世界を生み出せたらと考えています。
お客様にとって、商品を手に取る瞬間がちょっと特別で、使うたびに新しい発見や感動があるものにしたいです。」

さいごに

岡部:「今日はとても心に響くお話をありがとうございました!
私も、デザインが持つ可能性にもっと挑戦したいと思いました。」

小泉:「こちらこそ、ありがとう。お互いに、素敵なパッケージを生み出していきましょう!」

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